ハンズ・オブ・ラヴ

人生の夢ってある?

〜「ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気」⑪〜

人生の夢ってある? また会った二人のシーンは海辺。アメリカの東海岸って、こんな美しい海辺があるのですね。人影のない浜辺。ローレルが海釣りをしている。海が光っている。振り向いたローレルの笑顔がとってもいい。ステイシーは、なぜかこの子はむっつりしていることが多いけど。夜、「人生の夢ってある?」とローレルが訊く。「...

また会える?よかった!

〜「ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気」⑩〜

また会える?よかった! 仕事のメドをつけたローレルがいそいそとステイシーに電話する。つれなく追い返したから、関係修復です。「また会える?よかった!」喜んでいる。頭のデキが違うのが問題だと引くステイシーに「あなたは賢くて面白くて、正直で魅力的よ」「それを言いに電話を?」「そうよ」ジュリアン・ムーアは終始ニコニコ...
水

わたしの電話に出ないで!

〜「ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気」⑨〜

わたしの電話に出ないで! 翌朝。ローレルの簡素な部屋でステイシーが手持ちぶさたにしている。電話が鳴った。「ローレル、電話だよ」キッチンにいるらしい。電話に出ようとするとローレルが飛んできてひったくる。「わたしの電話に出ないで!」えらい剣幕にステイシーはびっくり。「大事なことなの。警察じゃ女は出世できない。ゲイ...

うちへ来ない?

〜「ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気」⑧〜

うちへ来ない? 「私たちにかまわないで」とステイシー、「バカ言うな、金を出せ」とゴロツキたち。拳銃を引き抜いたローレルが「消えな!」仰天した男たち。「まあ落ち着けよ」「なんだよ」ブツブツ言いながら去ったが、ステイシーも呆然。「わたし、警官なの」ローレルは仕事を明かす。「拳銃をいつも?」「たいていは」「デートで...

相手を信じること

〜「ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気」⑦〜

相手を信じること バーを出て海を見に行ったローレルとステイシーは腰掛けて話す。ローレルは母親を、ステイシーは父親を亡くしていいた。いい父だった、仕事も人生も教えてくれた、「人と付き合うのって、信頼関係が大事だよね。相手を信じること」「そうね」とローレル。「バカみたいだね、こんな話」「続けて。いい話だわ」ローレ...

わたし、すごい年上よ

〜「ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気」⑥〜

わたし、すごい年上よ 初デート。ステイシーはローレルをゲイバーに連れていく。ローレルは仕事女子で、まったくオクテ。「わたし、すごい年上よ」ともじもじしている。「だから?」ステイシーは一目惚れだから気にしない。あまりうまくないローレルをリードしてダンスする。「素敵だよ」「あなたも」と、まあ、いいムード。気持ちが...

地元だとプライバシーが保てない

〜「ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気」⑤〜

地元だとプライバシーが保てない ゲイであることを隠したいローレルは地元でイチャイチャしておれない。つまり「プライバシーが保てない」と。「じゃ」背中を向けたローレルに「番号聞いてもいい?」とステイシー。ローレルはメモ用紙がないとかいってしぶしぶモード。ステイシーの腕にケータイの番号を書き「勤務中は出られない。私...

わざわざバレーボールをしに?

〜「ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気」④〜

わざわざバレーボールをしに? 家まで遠いというローレルに、どこかとステイシーが訊く。ローレルは顔をしかめていますが「オーシャン郡」と答える。車で1時間もかけて「わざわざバレーボールをしに?」ステイシーは呆れるが、「時々は出かけないと」ローレルは真顔です。「出会いがない?地元の女の子じゃダメ?」いちいち訊いてく...

お姫さまが来たよ、声かけたら?

〜「ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気」③〜

お姫さまが来たよ、声かけたら? ステイシーの友だちはローレルを「お姫さま」と呼んで冷やかしている。「うるさいってば」と邪険に返事しながらステイシーはローレルを追う。映画の時代は2002年です。ゲイ関係はオープンになりつつあり、ステイシーの世代はカムアウトに特別な意識はありません。でもローレルは違う。警察という...
水

今のサーブは?

〜「ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気」②〜

今のサーブは? ローレルとステイシー(エレン・ペイジ)の出会いです。ゲイ・ウーマンたちのバレーボール同好会の試合にローレルが来ている。「金髪を狙いなよ。超ヘタクソだよ」とステイシーの友だちが耳打ちする。ステイシーは金髪のローレルをネット越しに見ていたが、ややあってサーブを打つ。ドベタにもかかわらずローレルが綺...