コミック

山岸涼子『日出処の天子』

週末はマンガでエンジョイ!ーRikiのおすすめコミックー 山岸涼子『日出処の天子』白泉社文庫全7巻 病死説、暗殺説、自殺説ーその死因も各説ある中、存在すらが架空であるともされる、聖徳太子。一万円札の人物で誰もが知っているにもかかわらず謎に満ちている。 宮家と蘇我氏を中心に厩戸皇子が摂政になるまでを描く。 ...

手塚治虫『どろろ』

週末はマンガでエンジョイ!ーRikiのおすすめコミックー 手塚治虫『どろろ』手塚治虫漫画全集より 物語の主人公百鬼丸は魔神に身体のほとんどの部分を奪われて生まれてくる。天下を取りたいと願う百鬼丸の父と魔神との契約である。一匹の妖怪を倒せば奪われた部分がひとつもどってくる。「どろろ」というかけがえのない相棒と出逢...

楳図かずお「漂流教室」

 週末はマンガでエンジョイ!ーRikiのおすすめコミックー楳図かずお「漂流教室」小学館文庫 全6巻 名作である。楳図の恐怖漫画を読んで育ってきた私には、貞子なんて恐るるに足らず、といっても良いほど、ほんっとに怖かった。その後の「まことちゃん」は痛快だったし、この「漂流教室」や「わたしは慎吾」を読んだ時には楳図の天才を確...

大島弓子「バナナブレッドのプディング」

週末はマンガでエンジョイ!ーRikiのおすすめコミック大島弓子「バナナブレッドのプディング」白泉社文庫 彼女の描く女の子の絵が好きで、自分のノートに何度も描き写した記憶がある。とんがった顎の線、ぱちくり目玉にくるくるフワフワの髪の毛…。憧れだった。 さて、この物語は難解。イライラと縺れた人間関係がメタモルフォーゼしなが...

杉浦日向子「百日紅」

週末はマンガでエンジョイ!ーRikiのおすすめコミックー杉浦日向子「百日紅」ちくま文庫全2巻 浮世絵師の葛飾北斎とその娘であるお栄を中心に、二人に関わる実在の人物たちを生き生きと描いている。芸術、恋愛、風俗などいろんな要素がありながら、なんとも不思議な漫画である。杉浦日向子を知ったのは、NHKで放映されていた...

二ノ宮知子「天才ファミリー・カンパニー」

週末はマンガでエンジョイ!ーRikiのおすすめコミックー二ノ宮知子「天才ファミリー・カンパニー」1994年から2001年に、『きみとぼく』及び『コミックきみとぼく』で連載。ソニー・マガジンズコミックス全11巻幻冬舎「スペシャル版」全6巻 天才の定義は難しい。しかしあえて言うなら。「天 才とは1%のひらめきと99%の努力...

吉田秋生「夢見る頃を過ぎても」

週末はマンガでエンジョイ!ーRikiのおすすめコミックー 吉田秋生「夢見る頃を過ぎても」小学館文庫 題名がたまらなく良いでしょ。これだけで私なんかウルウルときちゃうんだなあ。 吉田秋生といえば「海街diary」の映画化でいっきに話題のマンガ家になったけれど、 30年以上も前からこんな切ない物語を描いてたんだよね...

よしながふみ「西洋骨董洋菓子店」

週末はマンガでエンジョイ!ーRikiのおすすめコミックー よしながふみ「西洋骨董洋菓子店」ウィングスコミックス全4巻 大好きな椎名桔平、阿部寛、滝沢秀明、藤木直人に小雪という豪華メンバー、全編に流れるMr.Children の楽曲、シリアスかつコメディーでミステリアスで耽美的で、自分のザ・ベストテン・オブ・テレビドラマ...

川原泉「ブレーメンⅡ」

週末はマンガでエンジョイ!ーRikiのおすすめコミックー 川原泉「ブレーメンⅡ」白泉社ジェッツコミックス全5巻 西暦2306年8月15日 大型輸送船「ブレーメンⅡ」就航ーで始まるから、舞台は24世紀。その頃には何光年も離れた星にも人々は住んでいて、物資を運んだり星間の貿易のためにも輸送船が使われる。その輸...