ケイト・ブランシェット

男に襲われたの

〜 「TAR ター」72

男に襲われたの   ターがリハーサルの会場に来た。 一同ギョッ。 「男に襲われたの。大丈夫、男の方が重傷のはずだから」と ジョークのようにやり過ごす。 シャロンに言った内容と辻褄を合わせるためですが、 「男に襲われた」という弁明の方がよっぽど不自然では? ターを...

男は逃げた。何て話す?

〜 「TAR ター」70

男は逃げた。何て話す?   帰宅したシャロンは顔面裂傷のターに悲鳴をあげる。 男に襲われたとターは言うが違う。 オルガを地下道まで探しにいき、暗闇で犬に吠えられ 逃げたはずみに階段で派手にこけたのだ。 手当してやりながら警察に届けたかと聞くシャロンに 「男は逃げた。何...

オルガ! オルガ!

〜 「TAR ター」69

オルガ! オルガ!   いつものようにオルガを送る。 車にクマの小さなぬいぐるみを忘れていった。 「オルガ!オルガ!」ターは走って追いかけるのだ。 オルガが消えた建物は廃墟同然、人が住めるものではない。 いつもそこで降りていたのは、 オルガは自分の家を教えるつもりはな...

来て! 早く!

〜 「TAR ター」68

来て! 早く!   練習室の隣の住人、エレノアがターを叩き起こし 「来て、早く」と自分の部屋に連れて行った。 年取った母親が裸で倒れ、排泄物にまみれていた。 介護を手伝わせると「シッ、シッ」とターを追い出した。 ターでも歯のたたない人がいるようです。 オルガが来た。慌...

傷ついたのよ

〜 「TAR ター」66

傷ついたのよ   フランテェスカの辞任を 「頼りにしていた」とシャロンは残念がります。 「裏切り者よ!」とター、バッサリ。 「傷ついたのよ」 そういうシャロンに「かばう気!」と怒声を浴びせる。 怒りに任せた運転に震え上がったシャロンは 「飛ばす気なら降ろして」 ...