ゲイ映画のキメ台詞

郵便はこれだけ?

〜 「女王陛下のお気に入り」65

郵便はこれだけ?   手紙を書けとゴドルフィンはサラに勧める。 「謝罪すれば復帰の道が開ける」 「譲歩には限界がある」サラも強情です。 一方でゴドルフィンは女王に 「夫人の手紙で陛下の苦しみは癒せるのでは?」 コッテ牛みたいな女2人を 仲直りさせるのに骨を折るゴ...

閉じぬ傷もある

〜 「女王陛下のお気に入り」64

閉じぬ傷もある   このままでは宮廷が、ひいては国が方向を誤るのでは。 恐れるゴドルフィンは女王に会った。 「陛下、親しき友との不和は解消できるはずです」 「閉じぬ傷もある。そんな傷ばかり。 癒えぬ傷口に血が滴るのを感じる」 「癒えぬ傷口」を作ったのは女王自身でもある...

女の気持ちは謎だが

〜 「女王陛下のお気に入り」63

女の気持ちは謎だが   前大蔵卿ゴドルフィンがサラを訪ねた。 ハーリーがサラの夫を総司令官から降ろすべきだと 女王に進言する席で、1人庇った人物だ。 彼は戦争推進派、つまりサラと同じ意見だった。 「講和は大幅な譲歩を強いられた」 「やはりね」と頷くサラ。 「女の...

直ちに講和を申し入れよ

〜 「女王陛下のお気に入り」60

直ちに講和を申し入れよ   サラなしで女王は閣議に出席した。 「新たな大蔵卿にハーリーを任命。 直ちにフランスに講和を申し入れよ。以上。みな退室せよ」 ハーリーが政権を握った。筋書き通りだ。 講和はしたが大幅な譲歩を強いられた。 アビゲイルが指揮し、サラの私物が宮廷か...

彼女のように愛してよ

〜 「女王陛下のお気に入り」59

彼女のように愛してよ   女王もサラが去るのは忍びない。 壁に額を擦り付け子供のように頼む。 「彼女のように愛してよ」 「ウソをつけと? “陛下はまるで天使のよう” 違うわ。あなたはアナグマよ。 私はウソをつかない。それが愛よ」 ズケズケ本当のことを主張す...

今や上流の身分と年金2000ポンド

〜 「女王陛下のお気に入り」58

今や上流の身分と年金2000ポンド   扉越しにサラと女王が会話する。 「手紙は焼いたわ。1通残らず。私はもう戻らない。 アビゲイルが仕組んだことよ。 彼女はあなたを愛していないわ」 「彼女は私に何も求めないわ」 「何も求めないのに、今や上流の身分と 年金200...

宮廷からお立ち退きを

〜 「女王陛下のお気に入り」57

宮廷からお立ち退きを   サラが手紙を暖炉にくべている。 ああは言ったが女王を裏切れなかった。 女王は違った。サラを棄てた。 使いが来た。 「鍵を返却し、本日中に宮廷からお立ち退きを。 拝謁は許可なさらぬそうです」 サラなしでは「無」だったはずの女王に か...