悪は自然である〜アデル、なんてお前はいいやつだ⑭〜 Diversity Studies2016/09/14 悪は自然であるアデルは悲しくて教室に戻っても泣いています。ちょうど国語（フランス語）の時間、ポンジュが例題に出ていた。先生が「ポンジュのいう、病的なためらいとは何かな、ルイ」「はい。重力自体が悪であり、抗えないといっています。カトリックでは、悪は抑制し、拒絶すべきものですが、彼はすべての自然は悪であり、悪は自然であると... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
遠くからでもレスビアンの匂いがする〜アデル、なんてお前はいいやつだ⑬〜 Diversity Studies2016/09/13 遠くからでもレスビアンの匂いがするアデルがエマと会ったことで、同級生たちは騒然。アデルを取り囲む。「新しい恋人なんでしょ」「ゲイバーに行ったのね」「遠くからでもレスビアンの匂いがする」アデルのほおが引きつり、突き飛ばす。大げんかになる。「やめなさいよ！」「アデルが先に手を出したのよ」「あなたたちだってよくない、言葉の暴... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
「恥ずかしい？」「少し」「そう？」〜アデル、なんてお前はいいやつだ⑫〜 Diversity Studies2016/09/12 「恥ずかしい？」「少し」「そう？」モデルになって恥ずかしいかとエマが聞いています。「少し」とアデル。「そう？」「したことないから」「うれしくない？」「うれしい」女友だちを待たせている、そろそろ行かなくちゃ、とエマ。アデルはエマのデッサンを見て「好きよ。自分の顔なのに自分じゃないみたい」間をおき「その人とは長いの？」と訊... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
人は自己決定できる〜アデル、なんてお前はいいやつだ⑪〜 Diversity Studies2016/09/11 人は自己決定できる描きながらエマがしゃべる。「人は自己決定できる。特に自己の自由とか、自分の価値を肯定することに」独り言のように淡々と、気負わずしゃべっている。アデルも無理しなくていい自分を感じる。「読んだけど、わからなかった。実存とか、本質とか聞くと、ニワトリと卵を連想する。どっちが先かよくわからない」「それならそれ... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
「人間の顔の持つ弱さ」〜アデル、なんてお前はいいやつだ⑩〜 Diversity Studies2016/09/10 「人間の顔の持つ弱さ」バーで別れた翌日の下校時。校門の前にエマがいる。「近くまで来たから」。アデルは興味津々、エマを見る同級生たちをおいて走り寄る。大きな木の下のベンチでエマがアデルの顔をデッサンをする。描きながら「人間の顔の持つ弱さ。サルトルよ」とエマ。「サルトルは難しかった。戯曲のほうが好き。汚れた手とか」とアデル... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
醜い芸術なんてものは存在しないよ〜アデル、なんてお前はいいやつだ⑨〜 Diversity Studies2016/09/09 醜い芸術なんてものは存在しないよアデルとエマに感心するのは、このふたり、ものすごく勉強好きなのです。アデルはパリの名門、パスツール高校に学び、エマは高校時代にサルトルを読破した硬派。エマが美大生だと知り、アデルは「どうして美術というの？」と質問した。美しくない、醜い芸術もあるのではないかと。エマは「美しいとか、醜いとい... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
「ひとりで何してるの？」「別に」〜アデル、なんてお前はいいやつだ⑧〜 Diversity Studies2016/09/08 「ひとりで何してるの？」「別に」たて込むバーで、アデルが入ることに気がついたのは青い髪のエマです。彼女は猫のように近づき、カウンターにいるアデルに話しかける。「ひとりで何しているの？」「別に」「珍しいタイプね。深夜にひとりでうろついている未成年」名前を訊かれアデルと答える。「素敵な名前」だといい、「私はエマ」美大の４年... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
恋は性の垣根を越える〜アデル、なんてお前はいいやつだ⑦〜 Diversity Studies2016/09/07 恋は性の垣根を越える明滅する光の中で、まあみごとに、年齢不問で男ばかり。ヴァランタンは水を得た魚のように、男友だちとはしゃいでいる。アデルのそばに全身タトゥーのおじさんがいて、「恋は性の垣根を越える、幸せならそれでいい、本物の恋なら」アデルはむせるような交歓の中にいて、ふしぎと嫌悪を感じません。ヴァランタンと別れ、外に... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
「アデル、ぼんやりして…」〜アデル、なんてお前はいいやつだ⑥〜 Diversity Studies2016/09/06 「アデル、ぼんやりして…」アデルはトマと別れました。同じクラスの女生徒がアデルに言い寄る。ま、ちょっとキスするだけですけど、トマとは全然ちがった快感にアデルはドギマギする。そのことばかり考えていたら、夕食のテーブルで母親が「アデル、ぼんやりして、どうしたの」心ここにない娘の様子に「いいことがあったみたいね」でもアデルは... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
私に何か欠けている、私がヘンなのよ〜アデル、なんてお前はいいやつだ⑤〜 Diversity Studies2016/09/05 私に何か欠けている、私がヘンなのよヴァランタンは同じ高校のアデルの友だちです。彼はゲイです。アデルは彼と気があい、何でもいう。トマと初めて寝たあと、辛くなって打ち明けた。「トマにウソついているみたいで、何もかも。彼の問題じゃない、私に何か欠けているの、私がヘンなのよ」「自分を苦しめるの、やめろよ」アデルはでもわかってい... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
