ゲイ映画のキメ台詞

LGBTシネマ365日別冊 1日3分「ゲイ映画のキメ台詞」

男も女も嫌い、でもあんたは好き

〜二度と見たくないゲイ映画の傑作「モンスター」⑤〜

男も女も嫌い、でもあんたは好き セルビーはゲイです。彼女にキスされたといいふらした女の子がいて、セルビーは両親に勘当され「この町に来たの」アイリーンもまた、人が自分をどんな目で見ているか知っている。どっちも、社会からはじきだされてここにいる。「男も女も嫌い。でもあんたは好き」とアイリーン。アイススケート場のカ...
LGBTシネマ365日別冊 1日3分「ゲイ映画のキメ台詞」

「売春婦なの?」「そうだよ」

〜二度と見たくないゲイ映画の傑作「モンスター」④〜

「売春婦なの?」「そうだよ」 セルビーが身を寄せている叔母は、アイリーンを一目見て「彼女は売春婦よ。家に連れてこないで」といった。「あなたは売春婦なの?」とセルビーは訊く。「そうだよ」とアイリーン。「あなたと過ごすために男たちはお金を払うのね。すごいわ。男たちがきっと並んで待っているのね」冗談か本気かわからな...
LGBTシネマ365日別冊 1日3分「ゲイ映画のキメ台詞」

いいって。いつか払ってくれ

〜二度と見たくないゲイ映画の傑作「モンスター」③〜

いいって。いつか払ってくれ アイリーンは家賃をためている。トムは大家だ。払うあてのないアイリーンが「トム、でてくよ。家賃、ごめん」「いいって。いつか払ってくれ。この前みたいに男に半殺しにされるなよ」トムはアイリーンの娼婦という身の上を温かい目で見るただ一人の味方。演じるのはブルース・ダーン。映画史に光る脇役で...
LGBTシネマ365日別冊 1日3分「ゲイ映画のキメ台詞」

ビールが飲みたいだけだった

〜二度と見たくないゲイ映画の傑作「モンスター」②〜

ビールが飲みたいだけだった 「セルビーとの出会い? ビールが飲みたいだけだった」セルビーがクリスティーナ・リッチです。この映画は監督パティ・ジェンキンス32歳、シャーリーズ・セロン28歳、クリスティーナ・リッチ23歳。若い元気のいい女優と監督の活気、情熱、問題意識がキラキラしています。セロンは製作にも名を連ね...
LGBTシネマ365日別冊 1日3分「ゲイ映画のキメ台詞」

雨に濡れながら自殺を考えていた

〜二度と見たくないゲイ映画の傑作「モンスター」①〜

雨に濡れながら自殺を考えていた アイリーン(劇中、リー)は8歳で父の友人にレイプされ、母親はいなかった。近所に預けられた弟と妹にお金を渡すため、13歳で路上に立つ。夢はたくさんあった。シャーリーズ・セロンのモノローグが淡々と続きます。「人は何かを信じて生きているけれど私には愛だけ。でも男には愛想が尽きた。だか...
LGBTシネマ365日別冊 1日3分「ゲイ映画のキメ台詞」

私は朗読係、やがて何者でもなくなる

〜「マリー・アントワネットに別れをつげて」⑳〜

私は朗読係、やがて何者でもなくなるラストのシドニーのセリフは「そして誰でもなくなる」と「やがて何者でもなくなる」がありました。後者のほうがわかりやすかったのでそれにしました。馬車には、豪華なポリニャック夫人のドレスを着たシドニーと、粗末な服を着て従者を装った夫人と旦那が。検問所に来た。「王妃の期待に応えるように」と、夫...
LGBTシネマ365日別冊 1日3分「ゲイ映画のキメ台詞」

シドニー、ガブリエルに伝えて!

〜「マリー・アントワネットに別れをつげて」⑲〜

シドニー、ガブリエルに伝えて!シドニーはポリニャック夫人の緑色のドレスに着替え、退室する。廊下に出たシドニーを王妃が呼ぶ。シドニー引き返す。せめてここで「すまないわね」とか「ありがとう」とでもいうのか。それどころか。「シドニー、ガブリエルに伝えて。決して忘れないと」王妃はシドニーの唇にキスします。「伝言たのむわよ」って...
LGBTシネマ365日別冊 1日3分「ゲイ映画のキメ台詞」

これほど朗読係と親密な王妃がいる?

〜「マリー・アントワネットに別れをつげて」⑱〜

これほど朗読係と親密な王妃がいる?さすがに王妃も、非人間的な要求だとわかっている。だから上のセリフみたいな言い訳をする。「ガブリエルへの恋心を打ち明けたのはあなたを信用しているから、これほど朗読係と親密な王妃がいる?」打ち明けてくれとシドニーが頼んじゃわけじゃなし。シドニーが、頭がよく理解力に優れた娘だから、王妃が自分...
LGBTシネマ365日別冊 1日3分「ゲイ映画のキメ台詞」

私に愛されるチャンスなのに失礼ね

〜「マリー・アントワネットに別れをつげて」⑰〜

私に愛されるチャンスなのに失礼ねジコチュー、独りよがり、思いのままになる世界で生きていると他人に対する配慮とか、気遣いとかは消えてしまうのでしょうか。こういう人に限って、直観力は異常に鋭い。王妃も例外ではなく、自分とシドニーの格差愛を充分わきまえている。王妃にしたら「あなたの愛にせっかく応えてあげようというのに!」でし...
LGBTシネマ365日別冊 1日3分「ゲイ映画のキメ台詞」

ポリニャック夫人と逃げるのよ

〜「マリー・アントワネットに別れをつげて」⑯〜

ポリニャック夫人と逃げるのよ「ポリニャック夫人とヴェルサイユから逃げるのよ。夫人は有名だから命を狙われる恐れもあるわ。 召使いに変装するので、あなたが夫人の服を着て。 馬車が止められたとき、夫人の命を守るためよ」「要するに、わたしに夫人の身代わりになれと」宮廷の金庫を食い潰した借金女の代わりに、お前が殺されろというのね...