私たちの4か月はなんだったの!〜年の差恋愛「愛しのグランマ」⑥〜 Diversity Studies2017/05/26 私たちの4か月はなんだったの! 「私たちの4か月はなんだったの!」とオリヴィア。エル「無意味よ」オリヴィア「大嫌い!」「あらそう」「出会って後悔よ」「出会ってなんかいない」「それ、あなたの本当の姿を見ていないという意味?」「その通り」「ウソばっかり。私は見たわ。そのジコチューな姿を。でもあなたのそばにいたのよ... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
「理由は?」「さあね」〜年の差恋愛「愛しのグランマ」⑤〜 Diversity Studies2017/05/25 「理由は?」「さあね」 レストランの女主人が希少本を集めている。エルは初版本を売りに行った。オリヴィアがアルバイトしている店だ。オリヴィアを見るなりエルは「さっき電話したでしょ。無言で2回」「したわ」「理由は?」「さあね」「私を支配してボノボのボスになりたいからよ!」言い合いを始めたふたりに女主人は「外でやっ... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
「オリヴィア」じゃない?〜年の差恋愛「愛しのグランマ」④〜 Diversity Studies2017/05/24 「オリヴィア」じゃない? 孫のセージが妊娠した。高校生だ。中絶したいがお金がないといってきた。エルもローンを一括返済したばかりで金がない。必要な額は630ドル。相手の男は金がないと言ったと、セージはショボン。「男には他人事だってことだよ!」エルは孫を連れ、男の家に。「さっさと金を出しな」恫喝する。罵る男の急所... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
あなたは脚注と同じ〜年の差恋愛「愛しのグランマ」③〜 Diversity Studies2017/05/23 あなたは脚注と同じ 「あなたは脚注と同じ」とエル。本文ではなく、目次ではなく、本の最後に小さな文字で書き込まれている、読みたい人は読んでもいいが、読みたくなければそれでもいいという、あれね。「それっぽっちの存在? ひどい言い方ね」とオリヴィア。「私はひどい人間だからね。シャワーを浴びてくるから、その間に出て行... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
あなたは若いし私はじき50歳〜年の差恋愛「愛しのグランマ」②〜 Diversity Studies2017/05/22 あなたは若いし私はじき50歳 エルは繊細な感性の本物の詩人ですが、表に出る態度ふるまいは 野蛮で、口が悪く、泣くときはひとりで泣くストイックなやつ。オリヴィアと一緒に暮らしたのは4か月。離れがたく密着し心は充実、エルの詩作は過去最高を量産した。ところがなぜ急に三行半なのか。才能豊かなオリヴィアには、学士は... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
私を大事にしないひどい恋人よ〜年の差恋愛「愛しのグランマ」①〜 Diversity Studies2017/05/21 私を大事にしないひどい恋人よ ゲイウーマンの詩人エル(リリー・トムリン)が、恋人のオリヴィア(ジュディ・グリア)と別れる場面から始まるこの映画、日本未公開だけどとっても面白い。冒頭アイリーン・マイルズの詩「時は過ぎる それは確かだ」が出ます。アイリーンは現代詩の ロックスターと呼ばれるカリスマ詩人。「ダイクの... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
すべては朽ちる〜「愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像」㉘〜 Diversity Studies2017/05/20 すべては朽ちる ニヒリスト、フランシス・ベイコンの決めセリフです。こういう人もどことなく辛いわね。すべては朽ちるのは真実だけど、わかりきっていること、いちいち言わなくてもいいでしょ。まるで人と楽しくやるのが地獄みたいね。案外こういう人、いるのではないかしら。人と関係性を築き、深めるのが苦手な人って。だからって... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
愛しているんだ、フランシス〜「愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像」㉗〜 Diversity Studies2017/05/19 愛しているんだ、フランシス ベイコンの心は離れていますが、ジョージは思い切れない。 「愛しているんだ、フランシス」去りゆくベイコンを引き止める。それに対するベイコンの返事。「どこでそんなセリフを? テレビか」人を愚弄するにもホドがあります。ベイコンのことを感性が鋭いゆえに自分も人も傷つけると書きましたが、... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
最後に残るのは一山の骨〜「愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像」㉖〜 Diversity Studies2017/05/18 最後に残るのは一山の骨と数本の歯 ベイコンは徹底的なリアリストです。彼の幻想怪奇な絵は、形象のデフォルメではなく、人間の心の歪みを描くとこうなるとでもいっているようです。感性が異様に繊細ですから、こんなセリフがサマになる。「彼(ジョージ)の汗ばんだ脇の下。彼の靴下。洗面台に残されたひげ剃りのあと。彼の鍵が錠の... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
わたしはジョージが好きよ〜「愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像」㉕〜 Diversity Studies2017/05/17 わたしはジョージが好きよ 画商のイザベラは、数少ないジョージの味方です。「わたしはジョージが好きよ」とベイコンにいう。「パブで見たときは憔悴して、男娼たちにたかられていたわ。彼はまるで死体みたいだった。パリ行き?本気でいっているの? 中毒を早く治さないと手遅れになる。なんで連れて行くのよ?」アンドレ・ジイドの... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments