ゲイ映画のキメ台詞

ぶち込むだけじゃなかった?

〜お嬢さん㉖〜

  ぶち込むだけじゃなかった?   レストランで秀子と藤原が食事しています。 藤原は珠子をそろそろ始末しなければと言います。 「ぶち込むだけじゃなかった?」「彼女も施設に長くいたくはないでしょう」 「珠子をかわいそうに思ったことは?」の問いに 「一度も」と冷たく言い捨てる。 ...

私の珠子、私のスッキ

〜お嬢さん㉕〜

  私の珠子、私のスッキ   秀子はひとりぼっちだった。母親とは産まれた時に死別、叔母は自殺、 変態の叔父の家に引き取られ、春本を朗読、婚約者は財産狙いの詐欺師。 異様な環境から脱出しようと珠子を身代わりに選んだが、珠子といて 初めて愛情を知った。 自分のために本気で怒ってくれ...

こんな本を!

〜お嬢さん㉔〜

  こんな本を!   お嬢様は珠子を書庫に連れて行きました。 春本稀覯本の蔵書です。 手にとって中身を見た珠子は「こんな本を、変態の前で読ませたのですか」 珠子は怒りにかられ、書庫の棚を倒し、本のページを破り、 表紙をビリビリ引きちぎり、床下が池になっている数寄屋造りの部屋で ...

謝らないでおくわ

〜お嬢さん㉓〜

  謝らないでおくわ   お嬢様はロープを外し「謝らないでおくわ、お互い様だから」 珠子は古巣の泥棒仲間に手紙を書きます。字を覚えたようです。 「お嬢様と私は手を組むことにしました。皆さんの助けが必要なので お金代わりにこれを」 高価なブレスレットを送ります。どんな助けか、もう...

心配なのはお前よ

〜お嬢さん㉒〜

  心配なのはお前よ   「何を謝るの?」とお嬢様。首にロープをつけたまま聞いています。 「お嬢様をだましてあの悪いやつと結婚させるつもりでした。 お嬢様を施設に入れて逃げようと。死なないで、お嬢様、 結婚しないでください」 「スッキ、私が心配?」「なぜ私の本名を?」 「心配...

「放してよ」「死なないで」

〜お嬢さん㉑〜

  「放してよ」「死なないで」   珠子に藤原と結婚して欲しいかとお嬢様が問うと、 幸せになれると思うと答えた珠子にお嬢様はひどく腹を立て、 何度も平手打ちして部屋から追い出し、発作的にロープを取り出し 庭の桜の木に走り、ロープを縛り付けた。首を吊ろうと足を離したのに ぶらさが...

お願い、全部教えて

〜お嬢さん⑳〜

  お願い、全部教えて   ところが珠子の一心不乱な愛情に、お嬢様は本気になる。 お嬢様が本当に何も知らないと信じている珠子はベッドで 「もっとお教えしましょうか、お嬢様」 「お願い、全部教えて」 珠子はお嬢様の上達が早いのに驚く。 「お嬢様、どうして? 何も知らないのに。天...

バカで純粋な侍女を

〜お嬢さん⑲〜

バカで純粋な侍女を   お嬢様はそこで偽伯爵に指示した。 「侍女を探してください。急に消えても不審がられない子を。 私の名前で一生、施設に閉じ込めます」 お嬢様の独白。「藤原の人を見る目は確かだった。 珠子はバカで純粋みたい」 藤原「珠子に宝石や綺麗な服を見せてください。母親譲りの物欲で...
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私は作男でした

〜お嬢さん⑱〜

私は作男でした   偽伯爵の独白。 「私は作男でした。日本で苦労するうちあなたを知り、あなたを誘惑して 結婚し、父親の財産を手に入れたらあなたを棄てる… しかしあなたも家を棄てたかった。誘惑の代わりにお嬢様を救い、 誰も知らないところで自由にしてあげます。 この家が嫌だからと、自殺したら...

あの方は最初から悪いアマだ

〜お嬢さん⑰〜

あの方は最初から悪いアマだ   珠子の独白。 「申し上げるなら、あの方は最初から悪いアマだ」 続いて秀子の独白。「少し異常だった私は、他人もおかしくさせたかった」 男たちの前で春本を読まされ一人芝居させられる異常な世界に 閉じ込められていたから、おかしくもなるでしょうね。 お嬢様は手段を...