ゲイ映画のキメ台詞

君と僕は結ばれる運命だ

〜ゲイ・アイコン ヴァージニア・ウルフ⑧〜

  「愛を貫こう、君と僕は結ばれる運命だ」 オルランドというのは 真面目、誠実、純情多感な青年でしてロシアの皇女に一目惚れ。 北国の貧しい領地から 英国の富を求めてやってきた皇女は現実的です。 オルランドはうわ言のように 「酒はウィスキーをやめ、ウォッカにします。 真夜中にロンドン橋で...

美しい脚をおだし

〜ゲイ・アイコン ヴァージニア・ウルフ⑦〜

  「そなたこそわたしの勝利。美しい脚をおだし」 美青年オルランドにエリザベス1世がいうセリフ。 「お前をわたしのマスコットにしよう。おいで」 女王のベッドに手招きされ、 オルランドはビビってしまうが、 女王陛下のお望みは脚だけだった。 安心するのはまだ早い、 女王の注文とは「老いては...

女性に思考することはムリだ

〜ゲイ・アイコン ヴァージニア・ウルフ⑥〜

  「女性に思考することはムリだ、女にあるのは気取りだけです。」 女性に生まれかわったオルランドは、 貴族の社交界で、 男性たちの女性観をさんざん聞かされる。 ウルフが作家活動に入った20世紀初頭でも似たようなものでした。 女性が教育を受けることはもちろん、 どだい、 教育を受けるに適...

僕のことだよ!

〜ゲイ・アイコン ヴァージニア・ウルフ⑤〜

  「僕のことだよ!」 オルランドが言う「僕のこと」とはどんなことか。 「彼は権力と領地、財産を受け継ぐ身であったが、 生まれたときから別のことを欲していた。 オルランドが求めていたのはそういう特権ではなく、 話し相手だった」。 これ、ウルフのことね。 「オルランド」が出版されたのは1...

あるがままを愛し、そして立ち去る

〜ゲイ・アイコン ヴァージニア・ウルフ④〜

  「レナード。わたしたちの間には年月が。限りない愛と限りない時間が。いかなる時も人生から逃れようとせず、人生に立ち向かい、あるがままを見つめ、最後には受け入れ、あるがままを愛し、そして立ち去る…」 「めぐりあう時間たち」の印象的なラスト。 夫レナードに当てたウルフの遺書で締めくくられます。 ...

いつか楽になる日が来る?

〜ゲイ・アイコン ヴァージニア・ウルフ③〜

  「姉さん、いつか楽になる日が来る?」 ウルフが姉のバネッサに抱きついて泣きながら言う、 このセリフは痛ましい。 病気の予感と創作の中断と狂気に怯え、 ウルフの神経はさいなまれます。 母親を早く亡くしたウルフは、 姉に一生甘え、頼りにしていました。 姉は姉でアマエタの妹に口やかましい...

もし後悔してると言えたらいいのに

〜ゲイ・アイコン ヴァージニア・ウルフ②〜

 「自分のしたことを、もし後悔していると言えたらいいのに。でも他に方法がなかった。重荷を一生背負うわ。だれも許してくれない。あの暮らしは死だった。わたしは生を選んだの。」3人のヒロインのうちのひとり、 ジュリアン・ムーアの演じるローラは、 夫と、幼い息子と、生まれたばかりの娘を置いて家を出ます。 娘が生まれる...

花はわたしが買ってくるわ

〜ゲイ・アイコン ヴァージニア・ウルフ①〜

  「ミセス・ダロウェイは言った。「花はわたしが買ってくるわ」」 「めぐりあう時間たち」はウルフのダロウェイ夫人がモチーフです。 田舎で静養しているウルフが最初の1行を書き出すシーンがこれ。 ニコール・キッドマンのウルフはどう見ても若すぎますが、 でも繊細なウルフの「見た目」を、 頑張...

片づいたらこれを置く

〜愛しのヘンタイ/デヴィッド・リンチ②〜

  「片づいたらこれを置く」 青はデヴィッド・リンチの大好きな色です。 「ブルー・ベルベット」も、 あれがブルーだから暗く沈んだ、 心の闇の世界に説得力がありました。 「マルホランド・ドライブ」にも、要所、要所に青が使われます。 ヒロインがバッグから取り出した青い小箱からは、 手品のよ...

お静かに。楽団はいません

〜愛しのヘンタイ/デヴィッド・リンチ①〜

  「お静かに。楽団はいません」 デヴィッド・リンチにすれば、この映画がどういわれるかわかったうえで、 「お静かに。楽団はいません」と、 劇中タネ明かしのヒントをいれておいたのでしょうね。 女優を夢見てカナダからやってきたナオミ・ワッツが、 同じ女優志願の女性ローラと愛し合うが、彼女は...