Diversity Studies

LGBTシネマ365日別冊 1日3分「ゲイ映画のキメ台詞」

男じゃないから嫌いなの?

〜年末年始を笑って過ごすゲイ映画「アタック・ナンバーハーフ」⑩〜

男じゃないから嫌いなの? 女じゃないから嫌いなの? チームでただひとり、ストレートはキャプテンのチャイだ。婚約者に試合観戦に来てくれと頼んでいるが来ない。理由は「あなたの周りの美女たちにはかなわない」と笑う。彼女は聡明な女性で、ゲイに囲まれ、居心地悪そうなチャイに「本気で悩まないで。そんな大げさな問題じゃない...
LGBTシネマ365日別冊 1日3分「ゲイ映画のキメ台詞」

なりゆきだよ、親が決めた

〜年末年始を笑って過ごすゲイ映画「アタック・ナンバーハーフ」⑨〜

なりゆきだよ、親が決めた 「はじめまして、ジュリーよ」婚約者が自己紹介した。彼女が出て行くと、ウィットの部屋に集まり、ベッドに寝そべり、椅子に腰掛け、思い思いの行儀の悪い格好で、まずピアが「ウィット、あんた、本気であの平面顔と結婚するつもり?」「そう言うなよ。ウィットは時間をおきたいのだ」と水牛。ウィットは責...
LGBTシネマ365日別冊 1日3分「ゲイ映画のキメ台詞」

誰がいかないといった?

〜年末年始を笑って過ごすゲイ映画「アタック・ナンバーハーフ」⑧〜

誰がいかないといった? 「誰がいかないといった?」その声に振り向くとピアが美しい微笑を浮かべ、見つめている。「お店に休みをもらったわ」悪友たちの歓声が上がる。これでふたり確保。そこへかつてのチームメイト、ウィットが結婚するという情報が。「結婚? つまり女性と?」全員顔を見合わせ、どんな相手か見てやろうと、ウィ...

宝島社『このマンガがすごい!』大賞に、実体験をもとにトランスジェンダーを描いた『ECHOES(エコーズ)』

トランスジェンダーが特異ではない世の中になってほしいという願いを込めて制作  株式会社宝島社主催の第7回『このマンガがすごい!』大賞が決定しました。最優秀賞(大賞)には、『ECHOES(エコーズ)』が輝き、2016年12月10日(土)に刊行されました。 著者の歩(あゆみ)さんは、3歳の時から自身の性に違和感を...
LGBTシネマ365日別冊 1日3分「ゲイ映画のキメ台詞」

ぷりぷりのシリコンね

〜年末年始を笑って過ごすゲイ映画「アタック・ナンバーハーフ」⑦〜

ぷりぷりのシリコンね キャバレーの歌姫ピアが登場すると場内は熱気の渦。「ピアよ」ジュンとモンは早速楽屋へ。ピアは近寄りがたい美貌だが、「ぷりぷりのシリコンね」ジュン。「人の胸に気安く触らないで、ジュン!」ピアは叱るが、そこは昔なじみのチームメイト。たちまち打ち解けジュンたちは窮状を訴える。「力になりたいけど、...
LGBTシネマ365日別冊 1日3分「ゲイ映画のキメ台詞」

あの水牛みたいな人

〜年末年始を笑って過ごすゲイ映画「アタック・ナンバーハーフ」⑥〜

あの水牛みたいな人 ここはカンチャナブリ陸軍駐屯地。「水牛みたいな人」とは大学時代、同じバレーボール部だったノン選手。彼は軍人になってからもコートに出て活躍している。彼に打たれたボールはパンクする、すさまじいシュートを放つ。ジュンとはいつも口喧嘩するよき友だ。これでひとり、確保。次なるスカウト地はバタヤ・ゲイ...
LGBTシネマ365日別冊 1日3分「ゲイ映画のキメ台詞」

オカマ選手は要りません

〜年末年始を笑って過ごすゲイ映画「アタック・ナンバーハーフ」⑤〜

オカマ選手は要りません 「オカマ選手は要らない」とマンは発言。ビー監督は「心が狭い選手は、選手としてもスポーツマンとしても失格です」と言い渡す。マンは「あんな監督に何を教わるんだ」とチームを辞めてしまう。マンについてやめた選手もいる。欠員が二人出来た。ジュンは「大学時代のチームメイトは剛腕ばかりよ」モンと二人...
LGBTシネマ365日別冊 1日3分「ゲイ映画のキメ台詞」

性別を間違える奴を見ると鳥肌が立つぜ

〜年末年始を笑って過ごすゲイ映画「アタック・ナンバーハーフ」④〜

性別を間違える奴を見ると鳥肌が立つぜ 強化チームのリーダー、マンは根っからの同性愛嫌悪者。ジュンとモンを「国の恥だ」とまで侮蔑します。モンは頭にきて、ひとりをぶちのめす。そのとき監督のビー先生がいいます。「モン、怒りはコートの中でぶつけなさい」ビー監督は地区予選を優勝させた実績がありながら、ゲイ・ウーマンであ...
LGBTシネマ365日別冊 1日3分「ゲイ映画のキメ台詞」

ジュン、父さんにも貸してくれよ

〜年末年始を笑って過ごすゲイ映画「アタック・ナンバーハーフ」③〜

ジュン、父さんにも貸してくれよ ジュンのお父さんとお母さんは、ジュンがゲイであることをちっとも気にしていません。「ジュン、父さんにも口紅、貸してくれよ」とどこまでも陽気。母さんも一緒になって笑っている。ご両親は、ジュンが国体出場を目指すと決めたとき、誰よりも熱心に息子を応援します。ジュンはますます意気盛ん。と...
LGBTシネマ365日別冊 1日3分「ゲイ映画のキメ台詞」

両性具有ってミステリアスでしょ

〜年末年始を笑って過ごすゲイ映画「アタック・ナンバーハーフ」②〜

両性具有ってミステリアスでしょ ジュンの口の悪さと応酬話法は天下一品。「あの観光客を乗せた馬車、気の毒ね。カバを乗せているみたい。アタシ馬にだけはなりたくない」「オカマよりマシだろ」「オカマじゃなく、両性具有よ。両性具有ってミステリアスでしょ」ジュンの屈託のなさに引き込まれてしまう。ジュンにも悩みはある。友だ...