Diversity Studies

LGBTシネマ365日別冊 1日3分「ゲイ映画のキメ台詞」

オカマの店だけ売れるなんて

〜年末年始を笑って過ごすゲイ映画「アタック・ナンバーハーフ」①〜

オカマの店だけ売れるなんて、世の中間違ってるよ 差別用語は連発、ガラの悪さサイコー、でもこの映画のどこがいいかというと、登場人物たちがむちゃくちゃ明るいのです。落ち込んだり、悩んだりはしますが、彼らはみな、冷静で繊細で、世間の視線や自分自身の在り方を見誤っていません。ここはラッタナ駅前市場。タイの国体出場を目...

障がいがあっても働ける! 12月10日(土)、「クリスマス直前 お仕事体験・見学イベント」開催

障がいや難病を抱えていても、会社を支えるマンパワーとして活躍できる! 身体障がいや精神障がい、知的障がいをお持ちだったり、難病を抱えている方が就職されるにはさまざまな苦労を伴います。思うようにお仕事が見つからない、という経験をされた方も多いのではないでしょうか。そんな中、障がい者就労継続支援A型事業所「ビジネスプランニ...
LGBTシネマ365日別冊 1日3分「ゲイ映画のキメ台詞」

勝手にほざけよ

〜二度と見たくないゲイ映画の傑作「モンスター」⑯〜

勝手にほざけよ セルビーを巻き込みたくなかったアイリーンは、逮捕の直前、彼女を長距離バスに乗せて父親の元に帰します。「帰りの切符を買ってやると、約束しただろ」後日証言台に立ったセルビーは、被告人席のアイリーンを指差しますが、そのさししめし方はとても冷淡でした。あなたのことを映画にすると、監督とセロンはアイリー...
LGBTシネマ365日別冊 1日3分「ゲイ映画のキメ台詞」

世話になったね、トム

〜二度と見たくないゲイ映画の傑作「モンスター」⑮〜

世話になったね、トム 「週末までに町を出るよ。世話になったね、トム。みんな私を生き残る事しか考えないクズだと思っている」アイリーンは大家のトムに別れを告げる。「君が生きるためにしていることは、好きでやっているわけじゃない。それしか方法がないからだ。君が今感じているのは罪の意識だ。でも君の力ではどうしようもない...
LGBTシネマ365日別冊 1日3分「ゲイ映画のキメ台詞」

もう1台、車を見つけて

〜二度と見たくないゲイ映画の傑作「モンスター」⑭〜

もう1台、車を見つけて セルビーを掌中の玉のごとく大切にするアイリーンに比べ、セルビーの愛が同質であったとは思えない。「これだけの荷物、車じゃないと運べない。もう1台、車を見つけて!」殺人のあと、心身ともクタクタになって帰ってきたアイリーンに叫ぶように言い続ける。「約束通りにして。あなたが決めたことを。ビーチ...
LGBTシネマ365日別冊 1日3分「ゲイ映画のキメ台詞」

あの女と生きる道を選んだのね

〜二度と見たくないゲイ映画の傑作「モンスター」⑬〜

あの女と生きる道を選んだのね 荷物を取りに来たセルビーに叔母さんが言う言葉です。「じゃ、あの女と生きる道を選んだのね」セルビーは「いいえ、私は何も選んでいない。これが自然な私なの。罪悪感もないの」「あの女が好きなのはわかるし、頼っているでしょうけど、彼女は生まれつきの落伍者よ。彼女が悪いのじゃない。私は差別主...
LGBTシネマ365日別冊 1日3分「ゲイ映画のキメ台詞」

神様に対して何も恥ずかしくない

〜二度と見たくないゲイ映画の傑作「モンスター」⑫〜

神様に対して何も恥ずかしくない 「あなた、殺しまくっている!」と恐怖するセルビーにアイリーンがいう。「私は自分のしていることがわかっている。現実を見たくないならせめて私の話を聞いて。あんたにとって人間は親切で善良な存在でしょう。それでいい。そこがあんたのよさだから。私は神様に対して何も恥ずかしくない。あんたの...

「SOU!ルーム〜衛澤さんのちょっとええやん」VOL.8

Vol.8 人権と愛と年越し  ハードカバーが苦手なので文庫になるまで待つ派の衛澤です御機嫌よう。文庫にならなかったら泣きます。 2016年も残すところ僅かとなりました。やり残したことはございませんか。今年の汚れ、今年のうちに。今年の仕事も今年のうちに。悔いのないようにお願い致します。 ま、今年と来年は地続き...
LGBTシネマ365日別冊 1日3分「ゲイ映画のキメ台詞」

彼女を愛した

〜二度と見たくないゲイ映画の傑作「モンスター」⑪〜

彼女を愛した シャーリーズ・セロンとパティ・ジェンキンス監督は、アイリーンが7人を殺した連続殺人犯であることを忘れてはいけない、としながら「なぜ彼女に共感したのか」に迫りました。セロンは「これはラブストーリーなの。連続殺人犯の日記ではなく、人生の光明を探す人間の物語」と捉えています。「アイリーンはセルビーとい...
LGBTシネマ365日別冊 1日3分「ゲイ映画のキメ台詞」

わたしは人を殺したのよ!

〜二度と見たくないゲイ映画の傑作「モンスター」⑩〜

わたしは人を殺したのよ! セルビーが収入のあてがなくなったアイリーンに「なぜ娼婦をやめたの?」と訊きます。残酷な質問です。「パーティーをするといって、パーティーもしない。お腹が空いても何もくれない」アイリーンは「許して」というのです。どこまで優しいのか。「あなた、わたしを利用する気ね」とセルビーは居丈高にいう...