Diversity Studies

企業とLGBTに関するカンファレンス「work with Pride 2019 大阪」開催

企業とLGBTに関するカンファレンス「work with Pride 2019 大阪」開催

職場での性的マイノリティの働きやすさを考えるカンファレンス「work with Pride」。毎年、東京で開催されていましたが、今年は任意団体work with Prideとダイバーシティ西日本勉強会が共同して大阪で開催します。   テーマは「令和に生き残る企業になるために」。性的マイノリティについて先進...

ロキシー。彼女の友達よ

〜「氷の微笑」①〜

  ロキシー。彼女の友達よ   元ロックスターでナイトクラブの経営者、ボズが殺された。 サンフランシスコ警察のニックとガスはボズの彼女、 キャサリン・トラメルに会いに行く。 階段の上に現れた女性は「何の用?」 「最後にボズにあったのは?」と聞くと顔色も変えず 「死んだの? 探...

アイ・ラブ・ロックンロール

〜「ランナウェイズ」㉛〜

  アイ・ラブ・ロックンロール   そのアルバムこそが「アイ・ラブ・ロックンロール」だった。 世界で1000万枚の大ヒットとなる。 ジョーンは初志貫徹したのです。 シェリーは映画に出演、姉マリーとレコードも出すが薬物問題で挫折。 ドラッグ依存から立ち直った後は、 同じ問題に悩...

特別ゲストはジョーン・ジェット

〜「ランナウェイズ」㉚〜

  特別ゲストはジョーン・ジェット   日用品店でシェリーは店員をしている。 店のラジオが流れている。 「今日の特別ゲストはジョーン・ジェットです。 ジョーンが来てくれました」 矢も楯もたまらずシェリーはラジオ局に電話した。 「元ランナウェイズのシェリー・カーリーだね?」 ...

姉さん、迎えに来てくれない?

〜「ランナウェイズ」㉙〜

  姉さん、迎えに来てくれない?   シェーンはドラッグに溺れた。 まともに立っておれない。 「姉さん、迎えに来てくれない?」 「仕事中、無理よ。切るよ」 シェーンは昏倒する。気がつくと病院のベッドだった。 姉がいて「みんな、心配しているよ」 「仕事中、ごめん」 「いいよ...

あたしのバンドだ、みんな起きろ

〜「ランナウェイズ」㉘〜

  あたしのバンドだ、みんな起きろ   1979年ランナウェイズは解散します。 「ボウイみたいにソロでやれば?」とも言われるが 「あたしの人生はここ。あたしのバンドだ」 ジョーンはあくまでロックンロールの女子バンドに固執しました。 目的を失ってゆるんでしまったバンドに、ジョーン...

家族と過ごしたい

〜「ランナウェイズ」㉗〜

  家族と過ごしたい   スタジオの暗い廊下の壁にシェリーが持たれていた。 近づいたジョーンに「しばらく休みたい」 「バンドとかいろいろ…」 「今、新譜の録音中だよ」ジョーンが穏やかに言う。 「家族と過ごしたい」 「家族って誰のこと? インドネシアのママ? 酒浸りのパパ? ...

「歌え!」「イヤだ!」

〜「ランナウェイズ」㉖〜

  「歌え!」「イヤだ!」   録音ブースにシェリーが入らないのだ。 「もう限界ね」とバンド仲間。「どうした、落ち着け」 なだめるジョーンも打つ手がない。 「有名になることは尊敬されることとは限らん。 スタジオは貸切だ。金がかかっている。歌え!」とキム。 「イヤだ!」とシェリ...

シェリーのエゴは最悪だ

〜「ランナウェイズ」㉕〜

  シェリーのエゴは最悪だ   マスコミはこぞってシェリー叩きに走った。 雑誌はでかでかと「シェリーのエゴは最悪だ。 バンドのためにはシェリーが自殺し、モンローの後を追うことを望む」 書くほうも書くほうですが、ランナウェイズの中からも批判は強まった。 ジョーンだけが「そんな雑誌...

聖母マリアさまかと思った

〜「ランナウェイズ」㉔〜

  聖母マリアさまかと思った   シェリーが帰郷した。 ポツネンと入ってきた妹を見て、 姉は「聖母マリアさまかと思った。取り巻きもカメラマンもなしで?」 シェリーは寂しかった。 唯一の味方だったバンドも捨てた、もしくは捨てられた。 風の中をひらひら舞う木の葉のようだ。 「全...