Diversity Studies

私はぶよぶよだし、恥ずかしくて

〜「あさがおと加瀬さん」㉓〜

  私はぶよぶよだし、恥ずかしくて   加瀬さんが嫌いになったなんて(ちがう、ちがう) 山田は必死になって否定。 「私はぶよぶよだから、恥ずかしくて一緒にお風呂に  入れなかったのだよ!」 加瀬さんはやさしいから(そんなことか) でもアホらしい顔をしませんでした。 &nbs...

私、ふられたのかな

〜「あさがおと加瀬さん」㉒〜

  私、ふられたのかな   山田が打ち解けないように、加瀬さんには思えました。 夕方の散歩に出た浜辺で 「私、ふられたのかな」と山田に話しかける。 「私の裸、見て、山田に嫌われたのかな」 理路不整然おびただしいガールズトークですが、 自分の肉体にどこかコンプレックスのありがち...

私と一緒だと入りづらい?

〜「あさがおと加瀬さん」㉑〜

  私と一緒だと入りづらい?   山田のストレス、それはお風呂。 素っ裸になる加瀬さんのそばで、山田こわばる。 「私と一緒だと、入りづらい?   山田がもし苦手なら見ないようにする」 加瀬さんは気遣うが (この調子じゃ、いつまでかかるやら)が本音かも。 「加瀬〜、なにグズグ...

何かお揃いで買っていこうよ

〜「あさがおと加瀬さん」⑳〜

  何かお揃いで買っていこうよ   修学旅行は沖縄です。 みんなはしゃいでいます。 グッズストアは女の子の好きそうなお土産でいっぱい。 「何かお揃いで買っていこうよ」 加瀬さんあれこれ物色しているけど、実は山田、 次に生じるシーンを考えてかなりのストレスを感じています。 &...

少し、こうしていていい?

〜「あさがおと加瀬さん」⑲〜

  少し、こうしていていい?   ベッドに倒れこんだものの、山田は 「加瀬さん、いい匂い」なんて言っている。 加瀬さんは自分の愛しさを無理強いしない。 山田がもう少し成熟するまで待つ。 山田を抱いて「もう少し、こうしていていい?」とだけつぶやく。 ストイックで硬派な加瀬さんの...

私、山田とちゃんとつきあいたい

〜「あさがおと加瀬さん」⑱〜

  私、山田とちゃんとつきあいたい   加瀬さんはストイックで硬派です。 「私、山田とちゃんとつきあいたい」 愛情を大切にしていきたい、と素直に言っている。 異性愛でも同性愛でも、 いずれジャンル分けのなくなる日が来ると思いますが、 本作にはその先取りみたいな感性があります。...

イチゴはケーキの命だよ

〜「あさがおと加瀬さん」⑮〜

  イチゴはケーキの命だよ   加瀬さんは山田の部屋に案内され、ベッドを見た途端クラクラ。 やっと態勢を立て直し、ショートケーキを食べることに。 白いスポンジに真っ赤な大きなイチゴ。 加瀬さんはイチゴを山田に食べさせようとします。 「イチゴ、好きでしょ」「そんな、そんな」 「...

ちょっとすごいことなのかも

〜「あさがおと加瀬さん」⑭〜

  ちょっとすごいことなのかも   遅ればせながら山田は思いました。 「部屋で加瀬さんと二人きりなんて、ちょっとすごいことなのかも。 なんだか照れくさいけど」 誰にでもある期待と不安の恋愛初期経験。 さて加瀬さんがやってきた。 お土産はイチゴのショートケーキでした。 まさに...