Diversity Studies

変なことをされたことは?

〜「チョコレートドーナツ」(28)〜

  変なことをされたことは?   審理の席での弁護士の質問は興味半分、嫌がらせ半分です。 ルディに「いつからこのような関係に?」 「どこからを関係と呼ぶのですか。一目惚れだったけど」 ルディだから余裕がありますが、マルコへの質問では 完全にふたりはヘンタイ扱いで...
女子サッカー3試合のプライドマッチを開催!

女子サッカー3試合のプライドマッチを開催!

任意団体「プライドハウス東京」コンソーシアムは、日本のLGBTQ+などのセクシュアルマイノリティ(以降LGBTQ+)の抱える課題や理解の促進に向けて、スポーツの力を活用しています。また、スポーツ自体にもLGBTQ+への差別や偏見が強く残ることから、スポーツの多様性理解の促進にも取り組んでいます。   ...
1日も早い絶版を目指す『#駄言辞典』発行

1日も早い絶版を目指す『#駄言辞典』発行

株式会社日経BPは、『早く絶版になってほしい #駄言辞典』(日経xwoman〈クロスウーマン〉編)を2021年6月10日(木)に発行しました。本書は、日本経済新聞社と日経BPの共同プロジェクト「日経ウーマンエンパワーメントプロジェクト」の一環として、日本社会の多様性を阻むステレオタイプの撲滅を目指し展開中の「NIKKE...

マルコを我々の保護下に

〜「チョコレートドーナツ」(26)〜

  マルコを我々の保護下に   ポールとルディは裁判に訴えた。 「マルコを我々の保護下にお戻しください」 「却下します。本来なら法廷を偽った罪で偽証罪に問うところです」 偽証罪とはイトコとしてマルコを引き取ったことです。 ルディは激昂する。 「これが正義な...

オレはクビになった!

〜「チョコレートドーナツ」(25)〜

  オレはクビになった!   パーティーでの様子で、ふたりの関係が上司にわかった。 「オレはクビになった!」 「よかった。偽りの人生を捨て、本当の自分になるチャンスよ」 「10年間、弁護士になるために必死で勉強した。 くだらない理想論はたくさんだ」 「世界...

まだイトコと言い張る?

〜「チョコレートドーナツ」(23)〜

  まだイトコと言い張る?   ポールは上司から大きな事件の担当弁護士に抜擢されます。 期待する上司は自宅でのパーティーにポールを招きました。 「イトコとその息子にも来てくれ。妻が会いたいと言っている」 ポールとルディはマルクを連れて招待に応じました。 「パフォ...

2人のパパの絵です

〜「チョコレートドーナツ」(22)〜

  2人のパパの絵です   特別学級の先生、ミス・フレミングがルディとポールに絵を見せた。 「マルコの描いた“2人のパパ”の絵です。 私はおふたりの関係に興味はありません。 私にはどうでもいいことですが、世間は違う。 教師でも親御さんでも、たったひとりでも誤った...