ギリシャ人の悪習
教授が指摘した「ギリシャ人の悪習」に
クライヴが反発する。
「あいつは偽善もいいところだ。学者として偏狭だ」
大学構内の運河にボートを浮かべ、
「男性の肉体美への憧れはギリシャの文明だった、
先生は何もわかっちゃいない」
モーリスはクライヴのリベラルな解釈を聞きながら
「良俗は必要だよ。西洋文明の根底はキリストで、
プラトンではないよ」穏やかに意見を言う。
「証明できたのか」「大勢が信仰している」
同性愛を擁護するクライヴに比べ、
モーリスはノーマルな立場を保っています。
2人の見方がどう変化していくかが、本作のポイントです。
〜「モーリス」〜