クライヴだね
1909年秋 ケンブリッジ大学に進学したモーリスは
寮に友人のリズリーを訪ねます。
そこにいたのはリズリーの友だち。
「クライヴだね? リズリーはいる?」
クライヴはろくに挨拶もせず
「彼は危険な男だ。毒に当てられるぞ」。
リズリーは後半、2人の運命を変える重要人物ですが、
まだ具体的には触れられません。
ケンブリッジ大学について少し。
イギリス上流階級の青年たちが学ぶエリート大学、
世界大学ランキングベスト10の常連です。
ジェームズ・アイヴォリー監督は繊細な、映像でなければ
伝えられない歴史ある大学の臨場感を映しています。
正装で着く晩餐の席、高価な銀食器、教授たちの臨席、
風格ある建築、それぞれが名門にふさわしい。
〜「モーリス」〜