「私も行くよ」「ええ、一緒に」
何も話しかけてくれないエマにルナが口を開く。
「ジャズバンドやってた男がヘタッピイで
クビにしたのだってね。レイプされようとしたが
残酷なエマは反撃」
エマ遮る。
「彼は私をめったうちにしてお腹の子の命を奪ったのよ」
初めてエマの悲しみを知る。
「…許して、何も知らず」
エマが涙をぬぐう。
「エマ、私も行くよ」
「ええ、一緒に」
何につけ逆らっていたルナがエマに心を開いた。
「バンディッツ」が一丸となる、ちょっといいシーン。
〜「バンディッツ」〜