私に任せておけばいいの

〜 「ハンガー」24

私に任せておけばいいの

サラは恐ろしくなってミリアムを問い詰める。

「私に何をしたの？　血管に異質な血が混じっていた。

何が目的？」

「怖がることは何もないのよ。私に任せておけばいいの。

時間をくれて、信じていれば」

ドヌーブ姉御は落ち着き払っていますが

ジョンの秒速の老化や狂った猿を見てきたサラには、

ミリアムが果たして人間か、と恐怖がよぎる。

〜「ハンガー」〜