私はもう使えない
小樽の2泊目。
ユンヒは雪の中を歩かされ「一体どこに宿を取ったの?」
そこはギョンスが予約した宿だ。
ロケしたのは「ゲストハウス憩」
和風とレトロが融合した居心地の良いゲストハウス。
映画では暖房が効かなくて二人は布団をかぶっているが、
実際はちゃんと稼働する。
セボムが持っているカメラは
「私が大学を諦めた代わりよ」とユンヒが教える。
「兄さんしか大学に行かせてもらえなくて、ママのママが
内緒で買ってくれた」
「私が使っていい?」
「私はもう使えない」
なににつけユンヒの言葉には諦めが漂い、
凍結した20年を思わせます。
〜「ユンヒへ」〜