小樽はあなたにも似合う
本作はジュンとユンヒの往復書簡と言ってもいい映画です。
手紙のナレーションの背景に、いろんなシーンが挟まります。
この部分はジュンの父親の葬儀です。
手紙「私のおばさんを知っているよね。マサコ叔母さん。
私は叔母と小樽で暮らしているの。
叔母さんは私と似ているみたい。大声で話す人が苦手。
人混みが嫌い。人の寝静まった夜が好きなところが。
叔母さんは冬の小樽が似合う人なの。
冬の小樽は雪と月、夜と静寂だけだから。
時々考える。小樽はあなたにも似合う場所だと。
あなたもきっとここが好きになるだろうと」
〜「ユンヒへ」〜