ママ、何のために生きているの?
「若い頃、ママ、モテたって? 叔父さんに聞いたわ」
そしていきなり
「ママ、何のために生きているの?」
ユンヒは戸惑い、ややあって
「子供のためよ」と答えます。
「わかった。でもその必要ないよ。私、ソウルの大学に行くから
迷惑かけないわ」と独立宣言。
「寂しいこと、いうのね」
ユンヒは愛情表現が苦手らしく、それ以上言いません。
何につけても説明したり念を押したりしないのです。
人を突き放しているように見える。
一定距離から侵入させない。
そんなところが「人を寂しくさせる」のかもしれません。
〜「ユンヒへ」〜