大丈夫です
父親はトーベが漫画みたいなイラストを描くのが気に入りません。
「これが芸術か?」と批判的です。
「絵画は描かんのか」
「時代が悪いわ」
「言い訳だ。こんな時代だからこそ、重要なのだ」
父娘は平行線。
トーベは自分のアトリエを探します。
空襲で窓が割れ、壁が剥がれ、ヒーターもなく
水も出ない部屋を見つけ、
大家さえ心配する部屋を「大丈夫です」
ノコギリをひき、壁を貼り、改修する。
30歳、未婚、定職なし。
なんでも自分でやる。アトリエでの独立はその第一歩。
〜「TOVE トーベ」〜