食べちゃいたい、ウサギちゃん

食べちゃいたい、ウサギちゃん

 

ゴードン夫人はアレックスが気にいっています。

「可愛い子ね、食べちゃいたい、ウサギちゃん」

そして真面目な顔になり

「息子には友達が必要なの。出会えてよかった」

店でアルバイトしないかと勧めます。

「母さんは君を信用している。君なら客に好かれる」

ダヴィドも太鼓判を押す。

出会ったばかりなのに進展するテンポの速さに

アレックスが危惧すると

「待つ必要などない。人生は短い」とダヴィド。

アレックスは彼が成熟しているというより、

先へ先へ、何か人生を急いでいるような気がする

 

〜「Summer of 85」〜

 

 

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