ジアンナ
床に落ちているケータイが鳴った。「ジアンナ」だ。
ミアはそのままにして浴室に這っていく。
浴槽に身を沈める。
バスタブから水が吹きこぼれ、はみ出した下半身は
巨大な蛇のようにエロチックだ。
ひとつになった脚の先は大きなヒレになっていた。
覚悟を決めたミアはジアンナに電話した。
ジアンナが飛んできた。ミアは落ち着いて待っていた。
すでに事態を聞いていたジアンナは
用意すべきものを用意していた。
ミアをひたす大きな水槽をトラックの荷台に積んでいた。
〜「ブルーマインド」〜