噂がたっている、俗人みたいだと
ジャニーヌはシンガー・ソング・ライターです。
部屋で譜面を書き、歌詞を考える。
行き詰まったからクリスティーヌに訊いた。
「聴いて。メロディがいまひとつなの」
何小節か弾いてきかせ「感想は?」
「別にない。ジャニーヌ、コンゴに行くなら歌を捨て、
真剣に勉強して。
噂がたっているわ。俗人みたいだと」
どだい、アーティストであるジャニーヌが
聖職者になろうとしたこと自体に無理がありました。
彼女には生きる意味を見つける夢があった。
それがサクセスした。
俗人と言われても今こそ生きがいを感じている。
ジャニーヌは人生の最大の分岐点に立ちます。
〜「シスタースマイル」〜