「やめてよ」「許して」

「やめてよ」「許して」

 

「母とはソリが合わない、ウンザリ、どこか行きたい」

ぼやくジャニーヌに

「行き場がないわ。入学費用なら貸すわ」

美術学校に進学してから将来を決めたらいいと

しっかりアニーは現実を見ている。

アニーの母親が入ってきた。

不審を隠さず「何をしているの」

「ジャニーヌがレコードを借りに」

「午前1時に? なるほど」

意味ありげに母親が出ていくと「酔っているのよ」

アニーもまた家庭的になんらかの寂しさがある。

ジャニーヌに思わずキスしようとすると

「やめて!」強い拒否に「許して」とアニー。

そんなこと、謝るようなことじゃないでしょう。

 

 

〜「シスタースマイル」〜

 

 

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