おやすみ
マリーは庭のブランコに乗って2階を見ている。
シャワーを浴びるアレックスの半身が見える。
しばらく見上げていた。
ブランコを降りる。誰もいないブランコが揺れる。
ゆっくりのどかに進んでいたストーリーは
一挙にギアチェンジします。
「おやすみ」挨拶してマリーが部屋に引き取る。
主演のセシル・ド・フランスは脚本を読んで即OKした。
「私には元気で性格もよく、愛らしい役が多かったけれど
この映画のヒロインは、色気や女らしさとかけ離れ
狂気を隠している」そこが魅力だった。
アレックスへの愛を秘めている内気な女性が殻を脱ぐ。
アレックスを独占するために
感情を爆発させるのがここからです。
〜「ハイテンション」〜