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マリアンヌは絵画教室で生徒たちに
「燃ゆる女の肖像」の成り立ちを話してきた。
それがこの映画の物語です。
別れの後「最初の再会」があった。正確には再会とは言えない。
それは数年後のエロイーズの肖像画だったから。
自作を出品した展覧会にきたマリアンヌは、出品作の中に
見覚えのある名を見つける。
会場の人混みをかき分け、その絵の前に行った。
人妻となったエロイーズが幼い娘と描かれた肖像画があった。
隅々まで見るマリアンヌの目が、エロイーズが手にする本に止まった。
エロイーズが指を挟んでわかるようにした箇所は「28ページ」
この絵を見にくるであろう、マリアンヌへのメッセージだった。
〜「燃ゆる女の肖像」〜