院長先生、それじゃ
二人の女性の愛の物語です。
ヒロインの一人、リー・ミンが唐山児童養護施設を出発するシーンから
始まります。彼女は中国人の父とロシア人の母との混血。
両親は唐山大学の外国語教授で、1976年の地震で共に亡くなった。
孤児となった彼女は養護施設で育つ。
院長先生は「崑林医科大の植物園のチェン教授は薬草の大家よ。
わずか1ヶ月半だけど多くを学べる。戻ってからも役に立つからね」
湖の中に浮かぶ孤島が丸ごと植物園。
ボートで島に渡って、やっとたどり着いたジャングルみたいな植物園。
教授は自宅にいて新聞を読んでいる。
でものけぞった! まるで異次元の世界だ。
〜「中国の植物学者の娘たち」〜