彼は未来の声です
アルチュール・ランボーの妹イザベルがヴェルレーヌに
「兄の原稿をお持ちなら私どもにお預けください」と頼んでいる。
無許可でランボーの詩集が出版されていると訴えている。
ヴェルレーヌは「彼が有名になると我々の影が薄くなりました。
古い韻律はもう流行りません。我々は追放された」と。
ランボーが詩壇の潮流を変えた。
「以前は私も流行詩人でした。ランボーは若者たちに人気がある。
彼は未来の声です。だが、作品は彼と2人で生み出した共作です」
ヴェルレーヌの記憶の中に16歳のランボーが蘇る。
2人の詩人の衝撃的な出会いから映画はスタートします。
〜「太陽と月に背いて」〜