問題意識100%(まとめ)
10代の同性愛を扱った映画は多くあります。
「ショー・ミー・ラブ」「17歳のカルテ」「恋のミニスカ・ウェポン」
「柔らかな肌」「少女」など。
本作は思いを遂げる恋愛モノではなく、
当時の社会の見方や押し付けが
ズバリ「ミスエデュケーション」だと、問題意識100%の作品です。
デジリー・アッカヴァン監督は将来の結婚や家族作りなどが、
軋轢にも圧迫にもなる同性愛者の内面を、施設の教育と対比させながら
キメ細かく描きました。
キャメロンを演じるために、クロエ・グレース・モリッツは1年間休業し
役作りに集中したそうです。彼女の兄はゲイを公表しています。
アップになった時の彼女の表情には
「キャリー」や「キック・アス」とはうって変わった深みがありました。
言い映画なのに劇場未公開だったのは、内容がストレート過ぎたせい?
〜「ミスエデュケーション」〜