私は常に競ってきた
キャメロンは神に祈りを捧げるたび、嘘をついている気分になる。
自分には信仰がない。求めているかどうかもわからない。
「私は常に人と競ってきた。陸上の州大会には家族全員が応援にきた」
「ご両親が生きていたら、今のあなたを誇りに思う?
あなたの今後はここの頑張りにかかっている」
キャメロンはしんどくなります。
ここで頑張るより、もっと違う場所で、
自分のありのままを認めてくれるところで頑張る方が
よほどのびのびするのがわかっている。
でも内気なキャメロンは言えない。
〜「ミスエデュケーション」〜