「チャオ」
タリーがマーロのベッドに腰掛けている。
「行かないで」マーロが頼む。
タリーは自分の自己救済願望が生み出したもう一人の自分だと
この時点でマーロは気がついています。
「あなたは危機から脱した」とタリー。
「これからどうすれば?」
「やるべきことをやるだけよ。繰り返しね」
「年下なのになぜ賢いの」
タリーは笑い
「学び始めたイタリア語も寝たら忘れるわ」
(もう大丈夫)タリーはマーロを見つめ
「チャオ」静かに出て行く。
マッケンジー・デイビスがよかったわよ〜。
〜「タリーと私の秘密の時間」〜