一般社団法人「Marriage For All Japan ー結婚の自由をすべての人に」(MFAJ)は、LGBTQやその家族、同僚や友人などの関係者が実際に抱える困難や不安の声を集めるために、4月に緊急オンラインアンケートを実施。その結果が発表されました。

 

 

緊急オンラインアンケート

 

アンケートはインターネットで募集。MFAJのSNS等を通じて告知されました。4月6日(月)~30日(金)の期間に寄せられた回答は、全部で236件でした。

 

設問は以下の3つ、回答はすべて自由回答です。
1.新型コロナウイルスの感染拡大により、特に、パートナーとの関係が保障されていないために、抱えている困難や不安、実際に起きた出来事など
2.一人のLGBTQ当事者として、あるいはその家族、友人、同僚として、抱えている困難や不安、実際に起きた出来事など
3.政府や公的機関に求めること

 

1.新型コロナウイルスの感染拡大により抱えている困難や不安

緊急オンラインアンケート最終結果

「新型コロナウイルスの感染拡大により、特に、パートナーとの関係が保障されていないために、抱えている困難や不安、実際に起きた出来事など」についての回答の内容を分析、カテゴリー分けしたところ、次のような結果となりました。

「入院・緊急・万が一の時に連絡がとれるか(家族扱いしてもらえるか)の不安」が有効回答数87件で全体の約4割、「(感染時の)家族・友人・病院・会社・学校への報告や公表に関する不安」が有効回答数32件で、同じく全体の約2割を占めました。

 

 

2.一人のLGBTQ当事者として抱えている困難や不安

緊急オンラインアンケート最終結果

「一人のLGBTQ当事者として、あるいはその家族、友人、同僚として、抱えている困難や不安、実際に起きた出来事など」についての質問に関しては、「(感染時の)家族・友人・病院・会社・学校への報告や公表に関する不安」が有効回答数35件と多く、「入院・緊急・万が一の時に連絡がとれるか(家族扱いしてもらえるか)の不安」が、有効回答数25件と続きました。

 

 

3.政府や公的機関に求めること

緊急オンラインアンケート最終結果

「政府や公的機関に求めること」については、「同性婚の実現・婚姻平等法の法制化」が有効回答数63件、「生活保障・資金援助・現金給付」が有効回答数56件です。

 

 

政府に要望書を提出

 

MFAJがアンケート回答者に電話で個別にヒアリングを行ったところ、「これまでは気にかけていなかったが、緊急事態においては同性カップルには保障が何もないということを実感している。国が認めてくれたら、家族や友人の理解も得られて助け合えるのではと感じた」といった声、また政府や公的機関に同性婚や婚姻平等化を訴える声も届きました。

 

今回のアンケートでは「入院・緊急・万が一の時にパートナーと連絡がとれるか(家族扱いしてもらえるか)の不安」についての声が最も多く寄せられたことから、状況の改善に繋げるべく、MFAJでは政府に向けての要望書を作成。2020年5月14日(木)に、厚生労働省と総務省を訪問し、要望書を提出しました。

 

 

Marriage For All Japan緊急オンライン調査

【実施期間】
2020年4月6日(月)〜30日(木)
【対象者】
LGBTQ当事者・家族・同僚・友人など関係者
【方法】
オンライン上での自由回答式アンケート
【URL】
https://forms.gle/kGj2tQuEW2dMmRfT9
【集計時期】
4月17日(金)18時時点
【有効回答数】
236件
【実施機関】
一般社団法人Marriage For All Japan ー結婚の自由をすべての人に
◇公式webサイト : http://marriageforall.jp/