ダメよ、テルマ、後にして
テルマに弟が生まれた。ママは授乳中。
テルマがそばによると「ダメよ、テルマ、後にして」
テルマは一人でお絵描き。
ママもパパも赤ん坊にかかりきりだ。
赤ん坊が激しく泣き出した。ママはあやすがなかなか泣き止まない。
テルマの瞳に力がこもる…何かを願っているのだろうけど、
何かはわからない。ただ少女の目にしては異様なオーラだ。
映画はミステリーゾーンに入ります。医師であるにもかかわらず
父親は小さな娘になぜ危険な薬を投薬し続けていたのか。
なぜ父親はテルマの一挙手一投足を束縛したがるのか。
このご両親、でもどっかおかしい。どんなに変わった子だって
そのまま認めてあげるのが、普通のご両親じゃない?
父親にしたら「変わった子」ではない、怪物の子だったのです。
〜「テルマ」〜