時々自分が人より優位に思える
「私、どうかしているわ」テルマは父に悩みを打ち明けます。
「時々自分が人より優位に思える、間違った考え方を止められなくて」
「よく話してくれた」と父は受け止め「他には?」
「友達や彼氏といる女の子を見てもべつに可愛くないし。
その子らが話していることったらバカみたい。
誰かと話していてもそこで止まってしまう。誰も私のことよく知らないし」
父親は黙って聞いていましたが答えようがない。
テルマの超能力がそうさせていると、
父親にはわかるけど口に出して言えない。
テルマは記憶を失っているが、
幼年時にそれを教えるのをためらう、大きな秘密がありました。
〜「テルマ」〜