1892年8月4日
リジー・ボーデンが両親を殺害したとされる事件は
今も世界3大未解決事件の一つです。起こったのは1892年8月4日。
この日付は劇中繰り返し表われ、ドキュメンタリータッチを濃くします。
地元の名家にしてセレブ、ボーデン夫妻が顔面と頭部を自宅で
打ち砕かれた死体となって発見された。発見者は次女のリジー。
リジー(クロエ・セヴィニー)が警察の聴取を受けています。
「誰かを見かけましたか」「いいえ」
「お父上に恨みを持つ者がいましたか」
「…」(表情はうつろ)
セリフの少ない作品なので書きようがなく、
言葉の説明がない分、主役二人が息づかいや視線で緊迫した感情を
伝える映画です。