さよなら、ニック

 

さよなら、ニック

 

キャサリンの本は脱稿した。

結末は彼女が彼を殺す。「ええ、本が終わったわ。さよなら、ニック。

あなたの役は死んだのよ」

階段に現れて「キャサリン」と呼んだのはヘイガル。

「今いくわ」。キャサリンは2階へ。

取り残されたニック。

やっぱり俺は殺される? いいや何としてでもあの女の尻尾を掴まねば。

交錯するニックにガスから緊急の知らせが入った。

「キャサリンの大学1年のルームメイトから電話が。オーランドだ」

ニックは色めき立ちます。

 

 

(〜「氷の微笑 」〜 )

 

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