殺人犯とお友達はお前の彼女だ
キャサリンが殺人狂であると見抜いているのは、エリザベスともう一人、
ニックの相棒ガスです。
彼はキャサリンの天敵と言ってもいい。
「殺人犯とお友達なのはお前の彼女だ!」
「彼女は作家だ。話を作るのは彼女の仕事だ」
引き換え、あくまでキャサリン「まとも説」をとるニック。
ガスもエリザベスもフツーの人より頭もよく、仕事もできる二人が
かくも自信を持って断言するのに、ニックは耳をかしません。
こういうケースって、世間に案外多いですよ。
親が諭すことに耳をかさないドラ息子・ドラ娘。
親友の忠告を無視する不倫の男女。
ドツボ転落が見えているのに、本人だけわかっていない。