噂の二人

 

噂の二人

 

70年代に入ってハリウッドの検閲も次第に薄らいでいきました。

そんな時ウィリアム・ワイラーが「子供の時間」に3度目の挑戦。

過去2回では女同士の同性愛を正面から取り上げるのはもってのほか。

ワイラーは思うように描けない愛情関係に

「いつかは」と期するものがあった。

「ベン・ハー」の大ヒットで発言力を強くした彼の三度目の映画化は

「噂の二人」

それまでのゲイ・シーンに比べたらギリギリまで踏み込んでいます。

それでもシャーリー・マクレーンは「先駆者的な立場を」

自分もオードリーも、もっと自覚すべきだったと振り返っています。

 

 

(〜「セルロイド・クローゼット」〜 )

 

bn_charm