あまりことが大きすぎる
この映画ではとてもナイーブな問題が日常次元の会話で進行します。
父親は娘から息子になりたいがっていると言われても、
頭の切り替えがなかなかできません。
元妻は承諾書にサインしろというが、(それってどうなの?)という感じ。
父親役のテイト・ドノヴァンは法廷サスペンスの傑作、テレビの
「ダメージ」シリーズで、グレン・クローズを支える
誠実な弁護士を演じました。
本作の父親も、娘を、息子として理解しようと努力しながら、
「あまりことが大きすぎる」戸惑いを隠せない父親を好演します。
事態に直面した親の本音だと思えます。