病気とは違う

 

病気とは違う

 

父親は長年別居をしていて、レイの問題を母親ほど理解できていません。

トランスジェンダーと聞いても「治療したら治る」と

いいます。

母親はきっぱり「そういう問題じゃないわ。病気とは違う。

私たち、何年もセラピーに通った。いろんな人たちに相談もした。

レイにとって女性の体に生まれたことは何かの間違いなの」

治るとか、治らない、の問題じゃない、そもそも病気とは違うのだ。

この認識はとても大事だと思います。

同性愛者やトランスジェンダーに対して、「治療」という向き合い方や

考え方はいつになればなくなるのでしょうか。

 

 

(「アバウト・レイ16歳の決断」 )

 

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