病気とは違う
父親は長年別居をしていて、レイの問題を母親ほど理解できていません。
トランスジェンダーと聞いても「治療したら治る」と
いいます。
母親はきっぱり「そういう問題じゃないわ。病気とは違う。
私たち、何年もセラピーに通った。いろんな人たちに相談もした。
レイにとって女性の体に生まれたことは何かの間違いなの」
治るとか、治らない、の問題じゃない、そもそも病気とは違うのだ。
この認識はとても大事だと思います。
同性愛者やトランスジェンダーに対して、「治療」という向き合い方や
考え方はいつになればなくなるのでしょうか。