愛するピエレットを守るためです
家政婦シャネルの告白です。彼女とピエレットは恋人同士だった。
ギャレットはびっくりして「シャネルは女好きなの?」
シャネル(ジロリ)「悪いんですか」
ギャレット「治さなくちゃ。ビョーキよ」
娘たち「ママ、私生活を非難できないわ」
「ビョーキよ」というのは当時の普通の見解だったのでしょう。
でも恋人同士はこの二人だけか? そうは見えないですね。
オゾン監督自身がゲイです。
同性愛を扱った多くの繊細な作品を撮ってきました。
いいとか、悪いとか反社会的であるとかないとか、そんな範疇に
収まらぬ内面の劇をスタイリッシュな映像で語ってきた。
本作でもゲイは必要不可欠の創作上のファクターです。