ロール、会うのはもうこれきりよ
ロールとヴェロニカは大仕事を終えました。
400万ドル。ざっと4億円。
「ロール、会うのはもうこれきりよ」見知らぬ二人になります。
二人ともスーパーモデルでとびきりの身長。
椅子に座っていても脚が邪魔になりそうなほど長い。
道に出たヴェロニカを、待ち構えていたブラック・タイが押さえつけた。
坂道をトラックがよろよろしながら降りてくる。運転手は逆光を
遮ろうと手をかざしながらハンドルを切った。
車の先端の尖ったシャベルが突き刺したのはブラック・タイだった。
ヴェロニカ危機一髪。
デ・パルマの作品には珍しくハッピー・エンドです。