一緒に…お願い

一緒に…お願い

 

ヴィーダがキャロル・アンに告白する。

「一緒に行こう。お願い」

ヴィーダの切なさを充分わかっている彼女は、半端なことをいいません。

「ここは私の故郷よ。娘も育てないと。愛しているわ。ヴィーダ」

「そう言ってくれたのはあなたが初めてよ」

そして肌身離さず持ち歩いていたジュリー・ニューマーの写真を

「受け取って」

「まるで女神の彫刻みたいね」

 

(「 3人のエンジェル」 )

 

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