「私の靴を返して」
そのときです。真っ赤なドレスを着た女性が広場にあらわれた。
隠れて眺めていた住民は「ヴィーダだ」
その女性はドレスと同じ色のヴェールをかぶり保安官の前に。
「私がクィーンよ。私の靴を返して」
ヴェールをとると、キャロル・アンだ。
呆然とする保安官に
「私の靴よ」「私もクィーンよ」「私の靴よ」「返してよ」
口々に言いながら女性たちが姿を現し保安官を取り囲んだ。
打つ手なし。
ビーバン・キドロン監督は本作のあと
「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月」で
大ヒットを飛ばします。彼女のセンスと腕っ節の強さがわかります。