60年代のヴィンテージよ!
村に一軒の洋服店にきました。中を覗いたノグジーマが
「遊び心のない服ばかりね。二階は?」「売り残しの在庫だよ」
ノグジーマは探索に。
階下にいた女たちにノグジーマの歓声が聞こえた。
「すごいのよ。60年代の古着よ。宝の山よ!」
「おばあちゃんの時からの売れ残りだけど」と気の良さそうな青年店主。
ノグジーマの目が輝いている。彼にとってはヴィンテージなのだ。
「クララ」と失語症の女性に声をかけ「変身させてあげる!」
女たちは二階に駆け上がり、ノグジーマの魔法にかかってしまう。
「このヒラヒラにめまいがしちゃう。これ、私のよ!」
キャッキャッと奪い合う。何もなかった村に楽しさがはじける。