例のこと、電話してくれた?
ゲイ・カップルが生んだ娘と息子が自分の父親(精子提供者)を知りたくなる。
でも姉ジョニ(ミア・ワシコウスカ)はためらっています。
「いやよ。ママたちが傷つくし。あなたが18歳になれば自分でやれば?」
18歳にならないと精子バンクは対応してくれない。
この映画は日本公開が2011年でした。
社会はずいぶんオープンになったなあ、というのが最初の感想でした。
ゲイ同士で結婚し、子供もできた。女性たちは愛し合っているし、
娘は一流大学に合格した。
でも順調に進むはずだったコースがジグザグに揺れはじめる。
思いがけない、日常の裂け目に足を取られた家族。
ナイーブな役を、ジュリアン・ムーア、アネット・ベニングが演じます。
アカデミー賞4部門(作品賞、主演女優賞、助演男優賞、脚本賞)に
ノミネート、ゴールデン・グローブ賞2部門(作品賞、主演女優賞)を受賞した快作です。