真実を言う時は目が変わるのね

真実を言う時は目が変わるのね

 

一度きりの関係ですませるのかと思ったら、ロレーンはデルフィーヌと

引き続きあっている。

「真実を言う時は目が変わるのね」とベッドでデルフィーヌ。

「警告ありがとう。今後は気をつける」「なぜ?」「自分を守るためよ」

ロレーンはデルフィーヌの髪を撫で、ばかにやさしい。

いいのか、そんなことしてて。まあ、いいか。

デルフィーヌを登場させていなかったら、ロレーンはそのへんの、

おっさんと変わらない、ただのやり手の非情のスパイで

この映画は終始したでしょうね。

 

(「アトミック・ブロンド」 )

 

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