ケリー・ジョーンズ、寮長よ

ケリー・ジョーンズ、寮長よ

 

ジェマ・アータートン登場。

伸びる女優にはどこか水際だったところがありますが、このシーンもそう。

壁にもたれてアナベルを見ているだけですが、ドキッとさせます。

「お父さんのロールスロイス、ポンコツね」

「名車よ。パパは画廊の経営者なのよ」

アナベルは父親を擁護しますが、ケリーは冷静。

裕福でありながら娘を寮に入れるなんて、厄介払い以外の何物でもない。

本作にはコメディでありながらシリアスな人間観が随所にあり、

それがただのドタバタに終わらせていません。

 

(「聖トリニアンズ女学院」 )

 

bn_charm